2018,10,09, Tuesday
おはようございます。 今日からいよいよ後半戦のスタートです。 終業式の日に通知表を受け取って、どんな振り返りをしましたか。 何か一つでも自分の新しい目標や課題をもってこの場に立っていることを期待します。 さて、私自身もこの4月に王子桜中に着任して、この学校のよさを感じることがたくさんありました。たとえば「ノーチャイム」、一人一人の生徒の皆さんが先生たちに指示されることなく、時間を意識して学校生活を送っていることがあります。それから「校歌」を大切に歌っていること、校歌に皆さんが親しみや愛着をもっていると感じました。また、校舎や教室をみんながきれいに使っていることも自慢です。まだあります。明るい挨拶ができる人が 多いことや、授業にしっかり取り組んでいる人が多いこともあります。まだ、100%大丈夫というわけではありませんが、多くの生徒の意識がいまの学校の空気を作っていることは確かです。 こうした学校のよさは、ある日突然できたことではなく、これまでの卒業生を始め、皆さんの先輩たちが脈々と引き継いできたものでもあります。そして、今も一人一人がこのことを意識したり、みんなで意識し合って、少しずつ積み上げています。一見何気ないことのようですが、どの学校でもできることではありません。 みんなが一つ一つの小さなことを大切にしてきたことが、王子桜中の校風や伝統を形作っているのです。しかし、一人の意識が崩れていくと、すぐにこうした良さは失われてしまうと 感じています。「自分一人くらいやらなくてもいいだろう」とか、「自分がちょっとサボっても大丈夫」という人が増えていくと、今まで時間をかけて積み上げてきたものがすぐに崩れてしまうでしょう。 こうしたことは、皆さん一人一人の生活や学習についてもあてはまります。小さなことができない人が、大きな結果や成果を残すことはできないと思います。 係や当番の仕事を責任をもって果たすこと、部活動の準備や片付けにも心を込めること、授業を大切にして先生の話や友達の意見をよく聴くこと、こうした何気ないことを頑張れる人は結果を出せると信じています。 見えないところでも頑張りや気遣いができる人は、必ず周りで見ている人がいて、困ったときや不安なときに手を差し 伸べてくれるでしょう。また、こうした習慣が身に付いている人は、周りからの信頼を得ることができます。 「小さなことを大切に続ける!」ということをぜひこの2学期に皆さん一人一人が実践してくれることを期待しています。がんばっていきましょう!
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