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2025,03,10, Monday
おはようございます。先週3年生の社会科の授業を参観したところ「オーストラリアが世界に先駆ける形で16歳未満のSNS利用を禁止する法案を可決した」ことについて、[肯定側]と[否定側]に分かれてディベートを行っていました。ディベートのルールとして、[肯定側]or[否定側]は個人の意見に依存するものではありません。2,3年生は、社会科や国語、そして英語の授業などでディベートを経験していると思いますが、肯定側・否定側の両方の立場から一つの論題について深く検討することで、多面的な見方や考え方を身に付けることができます。また一つの考え方を鵜呑みにしない批判的思考力を身に付けることもできます。そして、ディベートで求められる基本的な態度は「議論する相手に敬意を払う」ことです。ともすると日本人の傾向として、感情的になったり、相手を言い負かそうとして威圧的になったりすることが多いと言われます。実際私もそうした場面に多く出くわします。しかし日本人が苦手としているディベート的思考は、これからの時代に必須なスキルであり、AかBかの「二項対立的な考え」から脱却することが重要です。もう一つ皆さんに伝えたいのは、「16歳未満のSNS利用」の問題はまさに皆さん自身が当事者であり、皆さんの意見表明なしに大人が一方的に決めてよいのか?と私は考えています。 子ども不在のままに子どもの問題を大人が一方的に決めることは、結果として子どもの思考停止を助長し、将来にわたって受け身の大人を生み出してしまうと心配しています。「学校のきまり」の問題も、皆さん自身が「自分事」として意見や考えをもつことが大切であり、傍観者になってはいけない問題です。王子桜中では、以前生徒会役員が全校生徒にアンケートを行って様々な意見や要望を集約し、生徒会と先生たちが時間をかけて話し合って決めてきた経緯があります。こうした「学校のきまり」に込められた大切な精神が失われてしまうとしたら、とても残念なことです。そうした意味でも、本校が最も大切にしている[自主]の精神が問われています。昨日行った生徒会役員と校長との対談でも、こうした問題提起を彼らに投げかけてみました。4月に新入生を迎える前に、王子桜中が大切にしている「自主」の文化をどう伝えていくか?ぜひ考えてみてください。
令和7年3月10日 校長 吉原 健 ![]() ![]() ![]() ![]()
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