2024,02,05, Monday
おはようございます。
さて昨日は「立春」でした。立春にはどのような意味があるか知っていますか? 旧暦の1月1日という説もありますが、「冬と春が分かれる日、寒さが終わって春に入る日」という意味だそうです。言葉だけ聞くとすぐにも暖かくなってくる感じもしますが、実際にはまだまだ寒い日が続きます。けれども着実に日の出の時刻は早くなり、日の入りの時刻は遅くなっていきます。そして太陽の出ている時間も毎日2分ずつ位長くなっていきます。日差しも強くなって日中の光も明るさを増していきます。 正門横にソメイヨシノの木がありますが、一見すると葉が落ちたままで何の変化もないように見えます。でもよく近付いて見てみると枝の先にはたくさんの木の芽がついています。まだ小さくて堅そうな芽ですが、しっかりとその生命の存在を主張しています。何も変わらないように見える樹木も、春に備え、準備を進めているのです。ソメイヨシノの奥にある河津桜は一足先にもう蕾が大きくなってきています。開花が楽しみですね…。 さて職員室前のコーナーに、詩人で書家の相田みつをさんの『厳冬』という詩が掲示してあるのを知っていますか?これは園ボラ部顧問の高橋圭子先生が皆さんへのメッセージとして貼ってくれました。私も何年か前に圭子先生からこの詩を教えていただき、とても共感してこの詩を味わっています。この詩に関する圭子先生のコメントも書かれています。 「冬の植物は、厳しい冬の間に根を深く張り、しっかりと土台を作り春を待つ」 どんな意味が隠れているでしょうか?人も結果が出ないときでも、身体の中にエネルギーや知識を蓄えているのです。苦しい時期ほど心が成長するということです。今の皆さんのこの『厳冬』が伝えるメッセージを受け止めてほしいです。 結果をあせらず自分にできることをコツコツと続けること、あきらめないで一歩ずつ前に進むこと…その先に必ず輝かしい春が待っているはずです。学校に来れば、仲間がいます、先生たちもいます…家では家族の方が応援しています。苦しい気持ちを時に吐き出してもいいと思います。がんばりましょう! 令和6年2月5日 校長 吉原 健
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