■CALENDAR■
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30     
<<前月 2024年04月 次月>>
■LOGIN■
現在のモード: ゲストモード
USER ID:
USER PW:
■ADMIN■
ADMIN ID:
ADMIN PW:
■NEW ENTRIES■
■CATEGORIES■
■ARCHIVES■
■LINK■
■PROFILE■
■POWERED BY■
BLOGN(ぶろぐん)
BLOGNPLUS(ぶろぐん+)
■OTHER■

今日は卒業式です!その9
卒業生答辞




長く厳しかった冬もようやく終わりを告げ、春の暖かな日差しが
感じられるようになりました。私たち三学年一五七名は、
今日王子桜中学校を卒業します。
たくさんの人にお世話になり過ごした私たちの三年間は、
期待と不安を抱えながら臨んだ入学式から始まりました。
一年生の頃は、心はまだ小学生気分で、何をしていいか分からず困り、
いろいろな物事に対して不安を抱えて学校生活を送っていました。
時には自分では抱えきれず、人や物に当たってしまうこともありました。
その度に先生方や先輩方、両親には迷惑をかけてきました。
しかし、学校生活を送っていく中で、仲間との友情も深まり、
抱えていた不安も徐々に消えていきました。

たくさんの思い出がつまった修学旅行。事前学習の時から、
ドキドキとワクワクが止まりませんでした。実際に見る京都の景色や大仏、
歴史的建造物は写真で見るよりも美しく迫力があり、圧倒されました。
班行動ではカタコトの英語で外国人に言いたいことが伝わらなかったり、
集合時間に遅れそうになったりと、大変なこともありましたが、多くの人に
支えられ楽しく思い出に残る三日間にすることができました。
新しいクラスでみんなの距離がぐっと近くなった体育祭。
女子のダンスでは、初めてラインダンスに挑戦しました。列ごとに全員の
動きをそろえるのには苦労しました。それでもダンス委員を中心に細かい
所まで手を抜かず、何度も練習を繰り返しました。当日はおそろいの
Tシャツとポンポンを持って、心を一つに踊りきることができました。
今までの努力が実った、最高の瞬間になりました。

二年目の王桜体操。三年男子にとっては責任の重いものでした。
去年から始まった新たな伝統を絶やさずさらに発展させなければ
ならなかったからです。そんな雰囲気の中、大きな事を学びました。
一つは期日までに何かを成し遂げなければならない厳しさです。
しかしそんな状況だからこそ、本番の成功で得られた嬉しさは、
計り知れないことも経験しました。
二つ目は、リーダーという責任の重さや、物事を企画、実行する
難しさです。しかし、その重圧に耐え、責任を果たすことで生まれる
仲間との絆を学びました。

合唱コンクール、Jポップを歌うクラスや、クラッシック曲に挑戦する
クラスなど、歌にクラスの個性が色濃く出ていました。時にぶつかり
時に悲しみ、時に励まし、時に笑い、そんな二週間の練習の中で、
クラスの団結力が更に強くなりました。そして本番では、それぞれの
個性が歌声に乗って会場中に響きました。あの独特の空気と感動は
今でも覚えています。
部活動ではたくさん泣いて、たくさん笑いました。どんな時も仲間が
いたから、つらかった練習も勝った試合も全てが大切な思い出です。
そして、指導してくださった先生、応援してくださった保護者の方々、
練習を共にした後輩、多くの人に支えられていることを実感しました。

思い出は尽きませんが、私たちは今日卒業します。今までそばに
いてくれたクラスの仲間や先生とも今日でお別れです。
私たちが今日こうして卒業式を迎えることができたのは、
今まで多くの方が支えてくださったからです。事務の先生方や
主事さん方は、私たちが快適に学校生活を送れるよう、清掃や修繕を
してくださり、地域の皆さんは私たちを見守っていてくださいました。
栄養士の先生や調理師さんは、常に私たちの健康に気を配ってくださり、
美味しくて栄養満点の給食を作ってくださいました。ありがとうございました。
そして先生方は、受験という大きな壁を乗り越えられるか不安だった私たちの
ことを、いつも真剣に考えてくださいました。弱音を吐いてしまっていた私たちを
励まし続けてくださいました。学校生活において私たちの一番身近な存在でした。
困らせてしまうこともたくさんあったと思います。ですが、先生方は最後まで
私たちのことを信じ続けて指導してくださいました。本当に感謝しています。
最後になりますが、お父さん、お母さん、いつもは照れくさくて感謝の気持ちが
伝えられないけれど、今日は伝えます。
十五年間私たちを育ててくれてありがとうございました。
受験への不安とプレッシャーでどうしようもできなくなった気持ちをぶつけてしまい、
悲しませてしまったこともあったと思います。それでも私たちの強い味方で
いてくれました。これからも心配をかけ悩ませてしまうこともあると思いますが、
近くで見守っていてください。

後輩の皆さん、私たちを支えてくれてありがとうございました。私たちは
皆さんの良いお手本となれていたでしょうか。私たちから何かを学び
取っていただけていたら嬉しいです。来年度からは、二年生が中心に
動いていきます。そして一年生は、新しい三年生を支えつつ、後輩の
手本とならなければいけません。皆さんで、王子桜中学校の伝統を
残しつつ、さらに発展させていってください。

笑顔があふれる王子桜中学校 さようなら
行事に全力で取り組む王子桜中学校 さようなら
先生と私たちが信頼で結ばれた王子桜中学校 さようなら

今までお世話になった全ての方々へ感謝しながら、私たち三年生は
今日この学校から旅立ちます。王子桜中学校卒業生という誇りと、
ここで過ごした三年間の大切な思いを胸に、新たな世界へ歩を進めます。

最後に、私たちの母校、王子桜中学校の益々の発展を祈り、
答辞とさせていただきます。

平成三十年 三月十九日

第十三回 卒業生代表 松本 朔弥
               渡辺 由来
               溝上 菜々子
               新 幸真


| http://ousaku.kita-city.tokyo/blog/index.php?e=5406 |
| 学校日記::3年生 | 06:33 PM | comments (x) | trackback (x) |
PAGE TOP ↑