2020,08,24, Monday
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2020,08,24, Monday
おはようございます。
いつもより短い夏休みが終わりました。新型コロナウイルス感染症の拡大や連日の猛暑の中での休みでしたが、充実した時間をもつことができましたか? 今のところ夏休み中に事件や事故などに巻き込まれたという報告は受けていませんが、もし何かあった人は担任の先生に報告してください。そして今日から再開する学校生活でも、引き続き感染症対策の徹底と熱中症予防の取組を続けてください。 さて、今日皆さんにお配りする「学校だより」にも書きましたが、私たち人間には自分の心の状態と同じものを相手の中に探す習性があり、これを「鏡の法則」というそうです。 たとえば、自分の心が安心や希望といった感情で満たされていると、相手の長所も見えやすくなり、それを言葉にして相手に届けることにより、相手も満たされる気持ちになるということです。 一方、自分が不安や緊張を抱えていると、どうしてもネガティブな言葉が口から出てしまい、相手に対しても攻撃的な言葉かけになりやすいといいます。いまコロナ禍の社会でよく言われている「自粛警察」の心理も、これに近いものかもしれません。 そう言われてみると、その時の自分の心のあり方が相手に対する言葉かけを左右しているのではないでしょうか。 「言葉」というものは、それを受け取る側への効果や影響と同時に、その言葉を発する人自身への効果もあると言われています。なぜなら、言葉を発すると他ならぬ発した本人の耳にもつねに入っているからです。攻撃的な言葉を相手を傷付ける人は、ネガティブな感情が心の中に降り積もっていきます。やがてその人の人格や人間性にもマイナスの影響を与えていくかもしれません。そういう意味では「言葉が人をつくる」といえるでしょう。 自分が言葉を発するときに、一瞬立ち止まって、受け手である相手がどのように感じるかを考えて欲しいです。これはSNSなどの世界でも同じです。人間関係をうまくつくるには、相手の欠点や短所だけに目を向けて厳しく指摘するのではなく、相手のよさや長所に目を向けることが大切だと思います。自分の心のもち方を変えるだけで、やがて相手の行動や心を変えることができるはずです。「言葉は人生を変える」ともいえるのでしょう。 最後に当たり前の話ですが、私たちは、過去や未来を生きることはできません。それなのに、人は「あの時、こうしていればよかった…」と過去を思って後悔したり、「これから先の将来はどうなるのだろうか?」と未来に対する不安にとらわれてしまいがちです。 しかし大事なことは、今自分ができることにベストを尽くすことです。この今しか私たちは幸福になることはできないのです。そして今日一日をどんな時間にするかは、皆さん自身が決めることなのです。今日の話を受けて自分なりに考えてくれるとうれしいです。 これで私の話を終わります。
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